オーガスチンとマルコの家

勤務している高崎聖オーガスチン教会や新町聖マルコ教会の情報やキリスト教文化や信仰などの話題を掲載します。

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「十字を切る」意味とその場面

先主日の礼拝で「十字を切る」意味についても言及しましたが、そこではテーマに合致する一つを紹介しました。今回は他の説や十字を切る場面(箇所)等についても記してみたいと思います。 聖公会では、「十字を切る」ことは必ずしなければならないものではあ…

聖霊降臨後第17主日 『僕となった神の義を信じ仕える』

今日は聖霊降臨後第17主日。午前は高崎。午後は新町で「聖餐式」の司式・説教をしました。 聖書個所はフィリピの信徒への手紙2:1-13とマタイによる福音書 21:28-32。 説教では、福音書の「二人の息子のたとえ」から、「僕となった神の義を信じ方向転換し…

「内村鑑三と特別支援教育」

日本人で最初に知的障害児・者の施設で働いた人は誰だかご存じですか? それは内村鑑三です。内村は、1885年、アメリカ留学中のアマースト大学に入る前に、ペンシルバニア州立白痴院(当時の名称のまま)の看護人として8ヶ月働きました。この施設はトレーニ…

聖霊降臨後第16主日 『慈しみあふれる神の賃金』

今日は聖霊降臨後第16主日。高崎で「聖餐式」の司式・説教をしました。聖書個所は、ヨナ書3:10-4:11とマタイによる福音書20:1-16。 説教では、慈しみあふれる神の御心に応え「すべての人を救いたい」という神の思いを成し遂げ共に歩むことをテーマに語…

「内村鑑三と上州人」

上毛かるたに「心の灯台」と読まれている内村鑑三。彼は高崎藩士の子として江戸藩邸で生まれ、5歳から8歳、10歳から12歳にかけての幼少期を高崎で過ごしました。彼は群馬(上州)や群馬県人(上州人)についてどう思っていたのでしょうか? 今回はそのことを…

聖霊降臨後第15主日 主教巡回聖餐式(新町)・み言葉の礼拝(高崎)『神の憐れみに応え人を赦す』

今日は聖霊降臨後第15主日。新町は主教様が巡回され、「聖餐式」の司式・説教をされました。聖書個所は、ローマの信徒への手紙14:5-12とマタイによる福音書18:21-35。福田は補式をしました。 礼拝後短く交わりの時を持ち、記念写真を撮りました。 高崎は…

「上毛かるたとキリスト教(2)」

前回のこのタイトルのブログでは、上毛かるたの選考委員だった須田清基牧師が宣教の意図で新島襄と内村鑑三という2人のキリスト者をかるたに採用させたのではないか、ということ等について述べました。そのことを裏付けるような資料が手に入りました。その…

聖霊降臨後第14主日 聖餐式『兄弟の中にいるイエス様と神の思いに従う』

今日は聖霊降臨後第14主日。高崎で聖餐式を捧げました。聖書個所は、エゼキエル書 33:7-11とマタイによる福音書 18:15-20。説教では、兄弟への忠告と共に祈ることの根本に、イエス様が共におられることと小さな者が一人も滅びないよう願う神の思いがある…

「上毛かるたとキリスト教」

先主日の説教では「十字架を背負うこと」をキーワードに考察し、「神のことを思う」よう勧め、上毛かるたの内村鑑三の絵札に十字架があることから、彼の人生と「心の灯台内村鑑三」とかるたの札に読まれている意味についても思い巡らしました。 皆さんは「上…