オーガスチンとマルコの家

勤務している高崎聖オーガスチン教会や新町聖マルコ教会の情報やキリスト教文化や信仰などの話題を掲載します。

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

降臨節第1主日 聖餐式 『責務を果たしつつ、主の来臨を待つ』

本日は降臨節第1主日。高崎の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は、コリントの信徒への手紙一1:1-9とマルコによる福音書13:33-37。説教では、まず、アドベントや「目を覚ましていること」の意味について述べました。そして、マルコ13:34に注目し…

J・ベイリー著「朝の祈り 夜の祈り」に思う

先日、前橋市城東町のキリスト教書店「ハレルヤブックセンター」の古書コーナーにジョン・ベイリー著「朝の祈り 夕の祈り」があったので、購入しました。300円でした。 この本には、20世紀スコットランドの霊的指導者ベイリーによる、1か月31日分、さらに主…

降臨節前主日 聖餐式 『最も小さい者の一人とは誰か』

本日は降臨節前主日。午前は高崎、午後は新町の教会で聖餐式を捧げました。 聖餐式の聖書箇所は、エゼキエル書34:11-17とマタイによる福音書25:31-46。説教では、今回新たに気づかされた「わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人」はマタイ自身ではな…

「バッハとルター」に思う

前々回の記事で「バッハは自身の楽譜の最後に”Soli Deo Gloria”(神のみに栄光を)と書き記した」と記しましたが、この語はルターはじめ宗教改革の神学者たちの神学を要約したラテン語の語句である「5つのソラ」の一つです。「ソラ」は「〜のみ」を意味する語…

聖霊降臨後第24主日聖餐式 『神を恐れずタラントンを生かす』

本日は聖霊降臨後第24主日。高崎の教会で聖餐式を捧げました。聖餐式に先立って、11月2日に帰天され先主日(8日)葬送告別式が行われた秋葉晴彦司祭様の魂の平安のため、参列した会衆と共に祈りを捧げました。 聖餐式の聖書箇所は、テサロニケの信徒への手…

「聖歌第58番とバッハのカンタータ第140番」

先主日の礼拝の入堂聖歌は高崎も新町も第58番「起きよ、夜は明けぬ」でした。この聖歌はバッハのカンタータ第140番『目覚めよと呼ぶ声あり』に取り入れられています。バッハは「聖書の音楽家」と言われ、音楽で福音を伝えることを自分の使命と考えていました…

聖霊降臨後第23主日聖餐式『信仰のともし火を燃やし続ける』・葬送告別式

本日は聖霊降臨後第23主日。高崎の教会はみ言葉の礼拝、私は新町で聖餐式を捧げました。聖書箇所は、テサロニケの信徒への手紙一 4:13-18とマタイによる福音書 25:1-13。説教では、「十人のおとめのたとえ」について、当時の習慣等を踏まえ、花婿や花…

讃美歌「うるわしの白百合」に思う

先々主日の説教で朝ドラ「エール」で薬師丸ひろ子演じる関内光子が空襲で家を焼かれ多くのものを失い讃美歌「うるわしの白百合」を歌うシーンについて言及し、ブログにもアップしました。この讃美歌について、ブログを読んだ信徒の方から「祖母の愛唱歌で、…

諸聖徒日聖餐式『8つの幸いに生きる』、墓地礼拝

本日は諸聖徒日。高崎の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は、シラ書44:1-10、13-14とマタイによる福音書5:1-12(「山上の説教」の冒頭)。説教では、最初に諸聖徒日の意味を示し、代祷で高崎聖オーガスチン教会のすべての逝去者を覚えて名前を読み上…