オーガスチンとマルコの家

勤務している高崎聖オーガスチン教会や新町聖マルコ教会の情報やキリスト教文化や信仰などの話題を掲載します。

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

復活前主日(しゅろの主日) 聖餐式 『主イエス様の祈りに倣う』

本日は復活前主日。午前は高崎、午後は新町の教会で聖餐式を捧げました。二つの教会とも聖餐式に先立って「しゅろの十字架の祝別」を行い、祝別されたしゅろの十字架をお持ち帰りいただきました。 聖餐式の聖書箇所は、フィリピの信徒への手紙2:5-11とマル…

「いつくしみ深き(聖歌482番・讃美歌312番)」に思う

先日、3月18日に私がチャプレンをしている玉村町のマーガレット幼稚園の卒園式がありました。その中で都澤しづ子園長先生が園長式辞で卒園するバラ組の皆さんへ『「いつくしみ深き」の聖歌を忘れずにいてほしい』と話しておりました。この聖歌(聖歌482番…

大斎節第5主日聖餐式 『一粒の麦によって生かされる』

本日は大斎節第5主日。高崎の教会で聖餐式を捧げました。聖書箇所は、エレミヤ書31:31-34とヨハネによる福音書12:20-33。説教では、一粒の麦に例えたイエス様の生き方について思い巡らし、イエス様によって生かされた私たちが今度は自分を献げる生き方…

「T. S. エリオットの詩と信仰(3)」

これまでT. S. エリオットの詩と信仰について2回取り上げました。最初は、彼の詩「聖灰水曜日(灰の水曜日)」について、2回目は詩集「キャッツ - ポッサムおじさんの猫とつき合う法」とミュージカル「キャッツ」についてでした。今回は彼の詩業の集大成で…

大斎節第4主日聖餐式 『小さな賜物をイエス様へ』

本日は大斎節第4主日(バラの主日)。新町の教会で聖餐式を捧げました(高崎は「み言葉の礼拝)。 聖書箇所は、エフェソの信徒への手紙2:4-10とヨハネによる福音書6:4-15(五千人の給食)。説教では、イエス様は「持っているものの計算」を「よし」とされ…

ケルティック・ウーマン『You raise me up』に思う

先主日は、当日の福音書箇所「宮清め」の「立て直す」と訳されたギリシャ語「エゲイロー」が英語では「raise~up」であり、この言葉から思い浮かべる曲『You raise me up』について言及しました。説教では時間の制約やテーマとの関連等からこの曲の歌詞の一…

大斎節第3主日聖餐式 『私たちを起き上がらせるイエス様』

本日は大斎節第3主日。高崎の教会で聖餐式を捧げました。 聖書箇所は、出エジプト記20:1-17とヨハネによる福音書2:13-22。説教では、「宮清め」の箇所から、イエス様が示した十字架・復活の予告について知り、私たちを起き上がらせるイエス様に思いを馳…

「T. S. エリオットの詩と信仰(2)」

前回、T. S. エリオットの詩、主に「聖灰水曜日(灰の水曜日)」と彼の信仰について思い巡らしました。この作品は英国国教会に転会した3年後の作品で、信仰の道を歩む決意を感じさせる宗教詩であると結論づけました。今回は、彼の詩集「キャッツ - ポッサム…